【ブログ】今に甦った伝説!Ross Audibles Grey Compressorレビュー。

【ブログ】今に甦った伝説!Ross Audibles Grey Compressorレビュー。

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現代のギター用コンプレッサーペダルの多くが目標、参考とした、伝説のヴィンテージコンプレッサー。ROSS Compressorの中でもアメリカで制作されたグレーケースの初期バージョンはプレミアム価格で取引されています。

ROSSコンプレッサーを実際に体験したギタリストは、それほど多くありません。現代的にリファインされた多くのROSS系とされるコンプレッサーはモダンサウンドを意識した方向に味付けされていることが多いのです。

当時のROSSブランドを設立したBud Rossの孫にあたるCameron RossとBen Brazilが今、伝説を蘇らせました。今なら新品で”ロスコン”が買えるのです。

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深くくぼんだノブ設置部。ROSSペダルの代名詞ともいえるこの筐体は、実は新たに設計されたものです。当時の金型はすべて失われており、オリジナルモデルを丁寧に計測し、今新しくこの筐体が完成しました。

一見してそれとわかるこの癖の強い外観も、ROSSペダルの魅力です。そこにあるだけでなにかの圧を感じるような風格です。

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現代に甦ったROSS Compressorは、操作性に関してはそのまま再現するのではなく、現代のペダルボードに合わせた機能が盛り込まれました。それがエフェクトのON/OFFを表示するLEDインジケータとトゥルーバイパスフットスイッチです。

ヴィンテージペダルは、ただ接続するだけで音が変わってしまうことがあり(それも魅力の1つですが)、それゆえに使えるジャンルが限られてしまうことがあります。

Ross Audibles Grey Compressorは、より幅広く、クラシックなジャンルから現代のスタイルまで、多くのシステムに適合するように作られました。

もちろん、コンプレッサーとしてのサウンドはオリジナルの再現を追求しています。1970年代当時にオリジナルモデルを設計した技術者にも連絡をとりながら、伝説を受け継ぐ本流として、本物のサウンドを追い求めました。

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もう1つ、現代に適合したのがDCインプットです。スタンダードなスタイルのセンターマイナスDC9Vアダプターでの駆動が可能。そして不安定な9V電池での駆動を行わないことで、安定してクリアなコンプレッサーのトーンを出せるようになりました。

現代の”ハンドメイドペダル”のROSS系とされるコンプレッサーの音色をイメージしてこのペダルを接続すると驚くかもしれません。透明でナチュラル?とんでもない、濃厚で重厚なコンプレッサーです。

そして、使っているうちに気づくことでしょう。いつまでもOFFにする気にならないことに。

スムージーのようなサラサラとした風合いの手触りのような音はどこまでもバランスが良く、音の切れ端が丸く整えられて磨かれたような、滑るでもなく引っかかるでもない、有機的な音の粒が重なったトーン。

あからさまな軽快感はありませんが、跳ねるような弾力のあるカッティングから、リードトーンをアンサンブルに刻み込むようなサステイン。

たしかにヴィンテージの色も感じます。ヴィンテージサウンド、ですが古くはない音色です。

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ペダル開発にまつわる内容については、EFFECTOR BOOK VOL.45でも語られていますので、是非ご覧いただければと思います。

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