2014年

8月

07日

エフェクターを末永くお使いいただくためのドライバーの基本的な使い方

エフェクターにはいろいろなタイプがございます。例えば、一口にコンパクトエフェクターと言ってもいろいろな形のケースが使われています。

そして、その多くは電池で動かすことができます。エフェクターの電池交換にはものによりいろいろありますが、ドライバーを使ってネジを外すものが多いのは、おそらくよくご存知のことだと思います。

そういうエフェクターの電池交換の際、ねじ止めされた裏蓋を開いておこなうのが一般的ですが、エフェクターのケースに使われているネジは、例えば建造物などを固定するような強靭なネジではありません。

たかがネジ、されどネジ。特にエフェクターのネジはケースにぴっちりとはまるので、ネジの頭をなめてしまうと、取り外すのがとても難しくなってしまいます。ネジ自体も、それほど硬い金属で作られてはいないので、気を抜くとネジの頭を潰してしまうことがあります。

場合によっては、こんなことになってしまうこともあります。こうなってしまってはもうお手上げです。

ネジの頭を潰さないようにネジを開くことは、実はそれほど難しいことではありません。ドライバーを正しくお使いいただくことで、ネジは長持ちし、それはエフェクター自体をいつまでもお使いいただけることにつながります。

 

ドライバーを使って、ネジを外す。簡単に誰でもできることですが、このネジが仮に硬く締められていた場合、どのように力をかければよいでしょうか?

もちろん、左回りにネジを回せば外れます。硬いネジを外そうと、力をかけて反時計回りに思いっきり回す、実は、これは間違いです。

 

硬いネジを外すとき、大切なのはこの矢印のように、ネジの頭を押さえつけるように力をかけます。

ネジは、反時計回りに回しさえすれば外れます。人の手で上から押さえつけたくらいで、反時計回りに回るネジが外れるのを防ぐことはできません。ですから、ネジを外すためになるべく押さえつけないようにする必要はありません。

この方向に力をかけるのは、ドライバーがネジから外れないようにするためです。ネジの頭の溝、特にエフェクターに使われているネジはそれほど精密なものではありませんので、溝の縁が斜めになっていることもあります。そのためドライバーが滑りやすく、結果的にネジの頭を潰してしまうことになりかねません。

硬いネジを外すには、ドライバーがネジから離れないように強く押さえ、少しずつ、少しずつ反時計回りに力をかけて行ってください。

また、できるだけ持ち手の大きなドライバーを使うことも重要です。その方が持ちやすく、またネジを外す際に必要な回転方向の力も小さくなります。

また、ネジに合わせたドライバーを使うことも重要です。エフェクターのネジはほとんどが同じサイズのプラスネジですが、時々違ったサイズのネジが使われていることがあります。

このペダルはSRC Effects Electric Sludgeです。このペダルは特殊なケースを使っていて、先ほどのドライバーでは大きすぎてネジを回すことができません。

一回り小さいドライバーならぴったりです。

そのネジにどのドライバーが合うか分からない時、重要なことがあります。

必ず“大きなドライバーから順に試す”ことです。

小さなサイズのドライバーは、適合サイズより大きなネジの溝にも入ってしまいます。ゆるく締まっているネジならば取り外すことができるかもしれませんが、ネジの溝の中でドライバーが動きやすく、また引っ掛かりも少ないため、ネジの頭の上でドライバーだけが回ってしまい、ネジの頭を壊してしまうことがあります。

大きなサイズのドライバーでは、小さなサイズのネジの溝に入りませんので、ネジを回すことができません。それならばネジの溝を壊してしまうこともありません。

エフェクターに限った話ではなく、ギターやその他工作などにも通じることですが、ネジのサイズがわからない時は必ず大きなサイズのドライバーから試すように心がけてください。

 

エフェクターには、トリムポットが付いているものがあります。

それはStrawberry Red Overdriveのように側面かもしれませんし、内部にあるかもしれません。

このトリムポットも、調整の際には少し注意が必要です。

トリムポットは、硬くて回らないということはまずありません。逆に、トリムポットを回す際は力を入れないことが大切です。

できれば、上記画像のように精密ドライバーをご使用いただくのがベストです。トリムポットの調整は難しいことではなく、ネジの形をしたノブと同じです。ただ、それをドライバーで回すため、普通のノブよりも力を入れようと思えば入れることができてしまうのです。ノブが最大まで回っているのに、さらに回そうとすれば壊れるのと同様、トリムポットも最大以上に回そうとすれば壊れてしまいます。

ちょうど半緩みくらいのネジを回すように、力を入れずにゆっくりと調整してください。そして、トリムポットが止まったら、それ以上は回そうとしないでください。

 

ただネジを回す、そこに少し注意するだけで、エフェクターを長持ちさせることが出来るかもしれません。

もし、お買い上げいただきましたエフェクターのネジがどうしても外れないというときは、お買い上げの楽器店にお気軽にご連絡ください。無理に力をかけてネジを壊してしまうと、保証対象外となる場合もございます。

せっかくお買い上げいただいたエフェクターです。できるだけ長いことお使いいただければとても幸いです。どうぞよろしくお願い致します。