2013年

7月

22日

アナログサウンドはデジタルディレイで作れるか!?




未だ高い人気のアナログディレイ。
当店でもJHS The PantherやMooer Ana Echoなど、多くのアナログディレイが人気です。

アナログディレイ独特のヴィンテージサウンドは、特にリードトーンでメロディを邪魔することなく、暖かな残響を作ることができます。

アナログディレイは、音がゆっくりと減衰していきますが、それはなぜでしょうか。
アナログディレイを作るためのBBDチップは、そのまま使えばクリアなディレイサウンドが得られます。
しかし、BBDはノイズを出します。そのノイズをカットするため、アナログディレイはハイカットフィルターを掛けざるを得ません。
そのため、アナログディレイは残響を重ねるごとに減衰を繰り返すのです。

たしかにフィルターを使えばノイズは十分カットできます。でも、もともとノイズを出さないデジタルディレイを使えば、さらに自由自在なフィルターをかけることができます。

今あるBBDでは作ることの出来ない、すでに入手困難なBBDに合わせたフィルターや、ヴィンテージエコーのサウンドも、デジタルディレイならば作ることができます。

ヴィンテージアナログディレイの音を出す、デジタルディレイペダルをいろいろご案内します。


Mad Professor New Deep Blue Delay


デジタルディレイで、アナログディレイの音を再現する。そのコンセプトにおいて、世界的にも特に有名なペダルです。
シンプルなコントロールノブながら、BOSS DM-2に近いディレイサウンドをいとも簡単に作ることができ、さらに発振も可能。発振させたときの音までアナログディレイそのものです!
もちろんノイズはありません。ゲイリー・ムーアが生前、来日した際にハンドワイヤードバージョンを使っていたことでもその実力は本物と言えます。

ハンドワイヤードバージョンとPCBバージョン、ディレイに関しては音の違いはほとんどありません。


Catalinbread Montavillian Echo

アメリカを中心に、Deep Blue Delayと同様の高い人気なのが、このペダルです。
このペダルは、アナログ時代のディレイサウンドですが、BBDのコンパクトペダルではなく、チューブエコーサウンドを再現しています。
実際に弾くとよく分かりますが、BBDを使ったアナログディレイペダルや、Deep Blue Delayと違い、音や残響の暖かさは類を見ないものがあります。
どこまでもどこまでも、沈んでいくようなサウンド。このペダルならではのディレイサウンドがえられます。重厚な発振も必聴!



Catalinbread Echorec


Catalinbreadの全ペダルの中でも人気の高いディレイペダルです。
このペダルは、チューブエコーよりもさらに古い、ディスクエコーという磁気ディスクを使った超レアなディレイを再現しました。
デヴィッド・ギルモアをはじめ、多くのアーティストを虜にしたディレイです。オリジナルヴィンテージディレイと同様の、12パターンのマルチタップディレイを設定できます。



Freakshow Effects Digilog Delay



少し変わったディレイペダルです。
音はBBDとテープエコーの中間的なディレイサウンドが特徴の、アナログライクなデジタルディレイです。
このディレイは、特にアナログならではの発振をフィーチャー。ディレイの残響が続いている間、右側のフットスイッチを踏めばディレイを発振させることができます。
ある程度ディレイのリピートを上げておく必要がありますが、発振の長さを簡単にコントロールでき、またフットスイッチをトリガーとして発振の強弱を変えたりすることができます。
このペダルの発振は、まるでRoland Space Echoのようなテープエコーに近い、スムーズな発振です。その音を求めるプレイヤーにも良いペダルです。

全てハンドペイントで製作され、外観への高いこだわりもFreakshowの特徴です。


各モデル、どれも丁寧に作られています。


Echorecは、内部のスイッチでトゥルーバイパスとバッファードバイパス(Trails)の切替ができ、さらにGain調整も可能です。


Digilog Delayは、他のペダルとは異なり、PCBを用いずにハンドメイドで製作されています。
 
本物のBBDとはまた違う、自由な作りのデジタルディレイは、特にディレイそのものにこだわるプレイヤーに使っていただきたいペダルです!